全身にVRの感触を与えるスーツ “Teslasuit”、表現は感触へ
カテゴリ:VR/AR
2016-01-07

“Oculus Rift”の予約も開始し、益々加熱するVR(バーチャルリアリティ)。
仮想技術を体感させるプロダクトは、“Oculus Rift”視覚のVR以外にも、聴覚や触覚にまでその範囲は拡がってきています。
 
そんなVR元年とも言われる2016年、世界初の「全身で着る触覚VRスーツ」が登場し話題を集めています。
その名も“Teslasuit”、現在Kickstarterにてクラウドファウンディング中です。
 

Teslasuit:https://www.kickstarter.com/projects/247607504/teslasuit-feel-what-you-play
 
この“Teslasuit”は、アスリートのトレーニングやリハビリで使われる電気刺激を筋肉・神経に与えることで、
仮想的な触覚(風や水に触れていることを感じたり、暑さや寒さ、手に持つ重さなど)を感じさせることができるとのこと。


Kickstarterより。スーツが与える感触のイメージ映像
 
触覚を作り出すポイントの数によって2プロダクト用意されており、またそれぞれに触覚を作り出す「Haptic Editor」や、それを再生する「Haptic Player」を含むソフトウェア開発キット(SDK)が提供されます。
Windows、OSX、Linux、さらにiOS、Androidといった各種OSに加えて、PlayStation、Xboxなどゲーム機環境にも対応しているとのこと。
 
当記事を投稿した時点で、目標額£250,000に対して現在£13,997が集まっているようです。
 

– Comment –
 
いよいよ始まったVR元年とも言われる、2016年。
現在アメリカにて開催されているCES2016でも、VRのエリアが登場し、様々なプロダクトが登場してきています。

これまで、設備ごと整えなければ表現の対象にできなかった、“全身の肌感覚”をこういったプロダクトでコントロールできるのは注目です。

いよいよ、VR映像やゲームの表現として“触覚”の要素も重要になりそうなニュースですね。
 

 
ソース:

 
 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 

2016-01-07 | Posted in VR/AR | by Yuki Abe

Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。