LINE TICKETが電子チケットサービス「LINEチケット」を開始、検索・購入から当日の入場までをLINE上で完結
カテゴリ:エンターテック
2018-10-10

LINE TICKET 株式会社は、次世代の電子チケットサービス「LINEチケット」を本日10月10日にオープンした。

100%電子チケットで「LINE」上で完結することはもちろん、興行主がリセールの可否・価格設定ができる「公式リセール機能(二次販売)」も展開、さらにLINEならではの「LINE」各種サービスとの連携など注目すべきサービスとなっている。

Lineticket

 

「LINE」上からチケットの検索・購入・発券が可能

「LINEチケット」は、音楽ライブやコンサート、スポーツなど様々なジャンルのチケットを、「LINE」上からチケットの検索・購入・発券可能となっており、当日の入場までがLINEひとつで完結する電子チケットサービスだ。

これまでのチケットを発券する手間や配送料から解放され、チケット紛失を心配する必要もなし。決済は、クレジットカード決済、コンビニ決済、LINE Pay決済に対応している。

 

■ 利用イメージ(YouTube動画)

・電子チケットの受け渡し https://lin.ee/aPSaypQ/rjef
・電子チケットを発券し、入場準備 https://lin.ee/anhwc8w/rjef
・電子チケットで入場 https://lin.ee/gEs67cr/rjef

Sub4

 

「公式リセール(二次販売)機能」も用意 ユーザーと興行主の両者にメリット

「LINEチケット」では、ライブやイベントのチケットを安全に販売・購入できる「公式リセール(二次販売)機能」も展開する。

リセールの可否、リセール設定価格は興行主側がチケットごとに事前に決めることが可能。悪質な高額チケットの販売や大量購入を防止し、イベントに行けなくなってしまったユーザーと興行主の両者に適切かつ安全なプラットフォームを提供する。

 

「LINE」各種機能との連携から生まれる新しいエンタメ体験に期待

購入したチケットは、普段トークをするのと同じように友だちとシェアすることもでき、イベント当日はスマートフォンに送られた電子チケットを見せるだけで入場が可能な、簡単・便利なプラットフォームとなっている。

さらに従来のチケット販売サイトとは異なるポイントとして、今まで分断されていた「イベント前」「イベント当日」「イベント後」といったそれぞれのタッチポイントをLINEプラットフォームを活用することで一貫し、LINE公式アカウントや「LINE MUSIC」「LINE LIVE」といった各サービスと連携することで新たなエンターテインメント体験を提供していく

Sub1

■ 今後、追加されていく機能(予定)
・LINE MUSICとの連携(2018年11月末~)
・スポーツチケットの取り扱いに伴う機能拡充(2019年2月~)
・LINE公式アカウントとの連携と来場者セグメントによるメッセージ配信(2019年3月)
・サイトの英語対応およびインバウンド購入の対応(2019年内予定)
・座席指定購入(2019年内予定)

 

2018年内は、 [ALEXANDROS](2019年アリーナツアー)などの音楽公演やブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」等の演劇・ミュージカルなど約300公演のチケットを取り揃え、なかには「LINEチケット」でしか購入できない限定チケットや先行チケットも販売するとのこと。

Sub2

 

さらに、2019年より、プロ野球「北海道日本ハムファイターズ」やJリーグ「FC東京」などスポーツチケットも順次販売し、今後も段階的に取り扱いチケットを拡充していく予定だ。

幅広いユーザーに利用されているコミュニケーションツールで完結し、さらに連携していくこのサービス。今後の展開にも注目していきたい。

 

リンク:
・公式サイト
https://ticket.line.me/

・公式ブログ:
http://ticket-blog.line.me/

・公式Twitter
https://twitter.com/lineticket_jp

2018-10-10 | Posted in エンターテック | by Yuki Abe

Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。