エイベックスがTikTokと提携、日本およびアジア圏ユーザーに約25,000曲を開放
2018-10-19

エイベックスは、ショートムービーアプリTikTokと、日本の音楽レーベルやエンタテインメント会社として初めて包括的楽曲ライセンスで提携し、保有する楽曲 約25,000曲を開放することを発表した。

日本国内では10月30日(火)から利用可能となる予定。また日本以外のアジア地域では、2018年10月末より順次対応予定だ。

 

Avexxtiktok

近年、短尺動画を投稿するプラットフォームが若年層を中心に全世界的に大流行し、日本でもそのムーブメントが起きている。

その代表格であり、いまや全世界150カ国以上でリリースされ、日本国内での月間再生回数が130億回を誇る「TikTok」。15秒のショートムービーの形式で、音楽愛好者に良い音楽の発見や、アーティストや楽曲制作者とのコミュニケーションのプラットフォームを提供している。

TikTokでは「#め組のひと」など、動画と共に使用されている楽曲が多くのユーザーに認知され、人気に火がつくなど、音楽業界からの注目も高まっている。

 

この音楽に合わせた動画をシェアできるTikTokに、エイベックスが保有する楽曲が開放されることで、日本のユーザーはもちろん、J-POPの人気が高い中華圏、韓国、インドネシアなどのアジア地域のユーザーも自由に楽曲を利用できる環境が生まれる。

またエイベックスとしては、若年層やアジア地域において、よりリアルなマーケティング活動が実現できる。より多くのユーザーに、エイベックスの楽曲制作者や様々な楽曲への認知を生む機会になりそうだ。

 


Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。