Spotifyは、ユーザーごとのリスニングデータをもとに、それぞれ自分だけに顕著な音楽やポッドキャストの聴き方の傾向を知ることができる特別ページ「Only You」をSpotify上にて公開した。
また、合わせて友人と共に楽しめそうな新機能「Blend」のベータ版も公開された。こちらも要チェックだ。
Spotifyで音楽をどう聴いているかを教えてくれる「Only You」
Spotifyはこれまでも、3億5,600万人以上のユーザーが日々利用することで蓄積されるデータと、ユーザー各自のこれまでのリスニング傾向をかけ合わせることで、一人ひとりにパーソナライズされた最適なオーディオ体験を提供してきた。
今回追加された「Only You」では、パーソナライズされたリスニング体験を、よく聴くアーティストや音楽ジャンルの組み合わせや年代、一日の中でよく聴く時間帯などを様々な切り口で分析し、ユーザー本人も気付いてないような意外な聴き方を明らかにしてくれる。
「Only You」で確認できるリスニング傾向は以下の通り。
- 「わたしだけの組み合わせ」(よく聴くアーティストの組み合わせ)
- 「時系列で見る自分の聴き方」(聴く楽曲の年代)
- 「わたしだけのジャンルの組み合わせ」
- 「わたしらしい瞬間」(よく聴くコンテンツとその時間帯)
- 「わたしのオーディオ出生ホロスコープ」
- 太陽のサイン(トップアーティスト)
- 月のサイン(一番感情的になるアーティスト)
- ライジングのサイン(最近見つけたアーティスト)
- 「パーティーをはじめよう」
(架空のホームパーティーに招待したいアーティストを3組選ぶと、アーティストごとのMixプレイリストが作成される)
友人との音楽の好みを合わせて学習するプレイリスト新機能「Blend」もベータ版として公開
また、「Only You」の開始にあわせ、新しいパーソナライズ機能「Blend」をベータ版として提供します。
「Blend」は、2人のユーザーの音楽の好みを融合させたプレイリストで、Spotifyのアカウントを持っている友人を「Blend」に招待するだけで作成できる。さらに、2人のユーザーのリスニング傾向の変化を学習し続け、これに伴い毎日更新されていく
この機能は全世界で提供され、Spotifyのスマートフォンアプリ上の「メイド・フォー・ユー」コーナーの「2人のためのプレイリスト」から利用可能だ。
プレイリストを通じて新しいコミュニケーションも生まれそうなこの機能もぜひトライしてみよう。
音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。