リリックスピーカーの新ライン『Lyric Speaker Canvas』が今秋世界同時発売、アリアナ・グランデの日本版MVにてお披露目も
カテゴリ:エンターテック
2018-07-24

世界から注目を集めるCOTODAMA社が、リリックスピーカーの新ラインとして『Lyric Speaker Canvas』を開発・販売することを発表した。販売時期は2018年秋、世界同時販売を予定している。

またこの『Lyric Speaker Canvas』の製品デザインは、アリアナ・グランデの『No Tears Left To Cry』日本版ミュージック・ビデオにてコラボレーションしお披露目されている。日常の風景において『Lyric Speaker Canvas』が見せる“歌詞の魅力・メッセージ性”。それが発揮されたMVと共に注目していきたいニュースだ。

 

キャンバスに浮かび上がる歌詞『Lyric Speaker Canvas』

公開されている『Lyric Speaker Canvas』のスチールイメージがこちら。

Lyricspeakercanvas1

 

レコードジャケットくらいのサイズだろうか、一見すると無地のキャンバス。だがそこにリリックスピーカーならではの美しさで歌詞が浮かび上がっている。

気になる「このプロダクトが動く様子」だが、今回、UNIVERSAL MUSIC JAPANによって公開されたアリアナ・グランデの新曲『No Tears Left To Cry』の日本版ミュージック・ビデオで見ることができる。


アリアナ・グランデ「No Tears Left To Cry」リリックビデオ×リリックスピーカー・キャンバス: https://youtu.be/CLcw595WOYs

 

この日本版MVでは、 LGBTの支援活動でも知られる彼女の意思を反映し、彼女の歌に勇気付けられて、自分の愛を貫く人々の様子が描かれており、『Lyric Speaker Canvas』がそのメッセージをより強く届けてくれる。

今回のこの組み合わせは「新ラインの製品発表さえもが、歌詞の素晴らしさを届ける活動の一部でありたい」というCOTODAMA社の想いと、アリアナ・グランデの強く前向きなメッセージ性が合致したことで実現されたそうだ。

 

COTODAMA社は、欧州随一のアクセラレーションプログラムAbbeyRoadRedにも選出

COTODAMA社はこれまで、 歌詞を自動で美しくビジュアライズする技術「Lyric Sync Technology」を世界で初めて搭載した次世代スピーカーを製造するだけでなく、 今年1月にPioneerDJ株式会社のDJソフトウェアrekordboxにライセンス提供(日本は未発売)するなど、歌詞を主軸とした体験の場を広げ、世界的に注目されてきた企業だ。

 

そうした活動が英国アビー・ロードから評価され、COTODAMA社は現在、欧州随一のアクセラレーションプログラムAbbeyRoadRedに選出されている。今回、開発・販売が発表された『Lyric Speaker Canvas』も、 AbbeyRoadRedのバックアップを受け製作中だという。

今年秋に発売予定だというこのプロダクトも含めて、今後のCOTODAMA社の動きには注目していきたい。

 

 

2018-07-24 | Posted in エンターテック | by Yuki Abe

Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。