VR新世代の3Dヘッドフォン “OSSIC”
カテゴリ:VR/AR
2015-12-06

Oculus Riftが“視覚のVR”を進めたのだとしたら、“聴覚のVR”はこのシステムが進めるのかもしれない。そんなImmersive(没入型)なヘッドフォンシステム “OSSIC” の情報が届いてきました。
 
Ossic-prototype
 
公式ページによると、“OSSIC”は「Auto-calibrating 3D audio headphones」と「Audio Software Solutions」で構成される3Dヘッドフォンシステム。
 
オーディオの加工等を行うソフトウェアだと思われる「Audio Software Solutions」についてはCOMMING SOONというステータスですが、「Auto-calibrating 3D audio headphones」については興味深い情報が挙げられいます。
 
 

Auto-calibrating 3D audio headphones

「Auto-calibrating 3D audio headphones」は完全没入型の3Dヘッドフォン。
利用者のHRTF(※) に自動最適化し、信じられないほどリアルな聴覚体験を提供してくれるとのことです。
 
※ HRTF
頭部伝達関数 (とうぶでんたつかんすう、Head-Related Transfer Function, HRTF) 。耳殻、人頭および肩までふくめた周辺物によって生じる音の変化を伝達関数として表現したもの。
人が自然に聴く音は、頭や肩、耳を反射した音を聴いていますが、通常の音楽はこれらは考慮されていません。この関数を利用することでそれらを擬似的に再現することができます。

 
注目の機能は以下の通り。
 
 
ossic_detail
 

  • オートキャリブレーション機能
    利用者の頭のサイズや耳の形に即座にキャリブレーションし、普段聴いている現実の感覚にカスタマイズされた聴覚体験を届けてくれます。
  • ヘッドトラッキング機能
    ヘッドトラッキング機能は、利用者の頭の動きをトラッキングし、3Dオーディオコンテンツの音像とインタラクションすることを可能にします。
  • ノイズキャンセリング機能
    内蔵マイクロフォンアレイで外環境のノイズを取得し相殺することで、より明瞭な聴覚体験を実現します。
  • 7.1ch サラウンドシステム
    OSSICの特許技術は、7.1ch サラウンドによって、より臨場感あふれるサウンド体験を提供します。
  • HI-FIDELITYな3Dサウンド
    左右だけでなく、上下・遠近 前方後方 全方向に音をレンダリングすることによって、3Dオーディオコンテンツに没入させます。

 
現在も開発中の“OSSIC”、公式ページからニュースレターに登録することがで最新情報を受け取ることができます
http://www.ossic.com/

 

– Comment –

視覚のVRにおいては、Oculus Riftの登場によって、ヘッドマウントディスプレイに様々な企業が参入し盛り上がってきています。
ただ聴覚のHackを担うデバイスの“代名詞”は登場してきていないのではないでしょうか。

360°全てを見渡せるコンテンツがあるのであれば、その視線の動きに合わせて音の聞こえ方も変わるはず。
“OSSIC”は今後も続々と登場する聴覚デバイスの先端を行くのではないでしょうか。

 
 
ソース:

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 


2015-12-06 | Posted in VR/AR | by Yuki Abe
Yuki Abe

Yuki Abe

マーケティングコミュニティプラットフォーム「cocosqure」の開発 及び 音楽・エンターテイメント音楽とテクノロジーを掛け合わせたプロダクト/サービスの情報発信および開発を行っている“エンターテック・テクノロジスト/ソフトウェアエンジニア”。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。