IIJ 世界初のハイレゾ音源によるライブ・ストリーミングサービス「PrimeSeat」を提供開始
カテゴリ:エンターテック
2015-12-22

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は12月21日、高音質なデジタル・オーディオ・フォーマットDSD5.6MHz(※1)をはじめとするハイレゾ音源のライブ・ストリーミングサービス「PrimeSeat」の提供を23日に始めると発表しました。

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※1 DSD (Direct Stream Digital): アナログの音源をデジタルに変換する際の変換方式の一種。サンプリング周波数は2.8MHz、5.6MHzの2つが現在主流で、DSD5.6MHzのサンプリング周波数は、音楽CDの128倍に及ぶ。

 
アナログ音声を圧縮せず忠実に再現するため、コンサート会場で聴いているような臨場感あふれる高品質な音を楽しむことができるハイレゾ音源ですが、そのデータ量の大きさから、これまではダウンロード形式が主流でしたが、
IIJが世界初 DSDによるライブ・ストリーミングサービスの提供を実現しました。
 
 
専用のソフトウェア「PrimeSeat」をPC(Windows/OSX)にインストールし、配信ページで再生ボタンを押すと、ハイレゾ音源でオーケストラの生演奏などを楽しめます。
またDSD対応USB DACを接続することによりさらに高音質なDSDフォーマットも利用できます。
 
HowTo
 
 
今後コンテンツとしては以下のような内容が想定されているとのこと。

H2Aロケットの打ち上げ音からオーケストラ演奏会まで、きめ細やかなハイレゾ音源の違いを体感いただけるさまざまなコンテンツをオンデマンド、インターネットラジオで配信いたします。また、ライブ・ストリーミング番組(生放送)や、クラシック専門インターネットラジオ局OTTAVA(オッターヴァ)社との共同制作による小編成のサロン・コンサート(1月予定)を配信してまいります。

またこの「PrimeSeat」は法人向けにはプラットフォームとして利用可能とのことで、日・欧・米・アジアを大容量回線でつないだIIJのバックボーンネットワークに直結した配信プラットフォームを利用することで、海外で開催されるコンサートを世界中に安定した品質でライブ配信することが可能とのことです。
 
 
ソース:

 
 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 
 

2015-12-22 | Posted in エンターテック | by Yuki Abe

Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。