1967年より、音楽業界とそのパートナー、そしてクリエイティブのキープレイヤーがフランス・カンヌに集まるイベント『Midem』。その中の音楽テック・スタートアップのピッチイベント『Midemlab』が2020年の募集を開始した。
昨年のファイナリストである『Asaii』が、出場 4 ヶ月後にAppleに買収されたことでも話題となったこのピッチイベント。果たして今年はどのようなイノベーティブな企業が登場するのか、要注目だ。
midemlab
http://www.midem.com/music-events/midemlab/
13回目の “音楽 x テクノロジー” ピッチイベント
Midemlabは今年で13回目となる、“音楽 x テクノロジー” をテーマにしたスタートアップ向けのピッチイベントだ。
過去の出場者には、SoundCloud、Kickstarter、The Echonest(2014年にSpotifyが買収)、Next Big Sound(2015年にPandoraが買収)といった、今ではキープレイヤーとなった音楽テック企業がMidemlabで露出、出資、事業開発の機会を得た。
世界の様々な音楽テックのピッチイベントの中でも、事業拡大、シナジーが見込まれるスタートアップが多く参加する事もあり業界のビッグプレイヤーからも大きな注目を集めている。
2020年は新たに「ライブ音楽体験」カテゴリが追加
「音楽制作、教育」、「音楽ディスカバリー、流通」、「マーケティング、データ分析」の他、今年は新たなカテゴリーとして「Live Music Experience(ライブ音楽体験)」カテゴリが登場。近年成長著しいライブエンターテイメント関連のスタートアップと世界中の音楽業界のキーパーソンである審査員、そしてMidemの参加者とのマッチングの機会創造を図っている。
今年の審査員には、
・Facebook/Instagram Film & Music のクライアント・パートナー
・Warner Music International イノベーション・シニア・マネージャー
・AEG Presents デジタルパートナーシップ責任者
・Universal Music Group テクノロジー担当バイスプレジデント
他、20名の審査員が世界中からの応募を待っている。
もちろん日本企業もエントリーは可能だ。果たして今年はどのようなイノベーティブな企業が登場するのか、注目していきたい。
Midemlab 2020 詳細
2020年は下記のカテゴリ、スケジュールに沿って実施されます。
■ 対象カテゴリ
– 音楽制作、教育
– 音楽ディスカバリー、流通
– マーケティング、データ分析
– ライブ音楽体験 *新カテゴリ■ 詳細、応募はこちらから(応募は無料)
http://www.midem.com/music-events/midemlab/■ 日本語での情報はこちら
https://www.facebook.com/midemjapan/■ スケジュール
2月18日 募集締切
4月上旬 ファイナリストの発表
6月4日 Midemでのファイナリストによるピッチ■ ファイナリストの特典
– Midemの無料登録
– 音楽業界のキーパーソン、投資家、ファンドとのネットワーキング
– 音楽関連業界への露出
– Abbey Road Red(アビーロード・スタジオのインキュベーションプログラム)によるピッチ指導
– Liebenson Law(音楽専門の法律事務所)による無料法律アドバイス■ 優勝者の特典
– リーガル、PRの無料アドバイス
– 無料のメンタリング
– 音楽企業CEOとのプライベートミーティング
– 音楽スタートアップアクセラレーター、Techstars Musicとのプライベートミーティング
– 2021年のMidemへ1名を招待
– 2021年のMidemlabでの告知など
■ Midem日本公式アンバサダー鈴木からの特典
応募を検討しているスタートアップ先着5社に無料メンタリングを行います。
(日時調整のもと、リモートにて)※応募に伴い料金は発生しませんが、ファイナリストに選ばれた際の渡航費、宿泊費、その他滞在に伴う費用は応募者の負担となります。
音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。