グローバルで1万人以上の会員が登録している音楽業界のビジネスコミュニティ「Music2Deal」が、 ParadeAll株式会社の代表取締役 エンターテック・アクセラレーターの 鈴木貴歩 氏を日本代表に任命した。 これにより、日本進出を本格化し、グローバルと日本の音楽コミュニティの相互連携とビジネスを加速させていく。
音楽ビジネスに携わるさまざまなプレイヤーがグローバルで1万人以上登録されているビジネスプラットフォーム
Music2Dealは、2001年に初期版、そして2010年に本格稼働したインターネットを通じた音楽ビジネスコミュニティだ。
このプラットフォームには、アーティストやプロデューサー、ライブブッキングエージェント等の個人から、レーベル、音楽出版社といった企業まで、音楽ビジネスに携わるさまざまなプレイヤーがグローバルで1万人以上登録している。Music2Dealに登録する事でそうした世界の音楽ビジネスプレイヤーを検索、コンタクトし、様々な提案を行い契約を締結する事が可能となる。
Music2Dealの活用イメージとして公式が挙げているのは以下のようなものだ。
- アーティスト:
ライブのブッキング、 レコーディング契約の獲得 - トラックメーカー、 作詞家、 作曲家:
アーティストやプロジェクトへの楽曲提供 - ライセンス:
映画、 テレビ、 CMなどへのライセンス契約の獲得 - ボーカリスト:
ライブ出演やスタジオ録音のブッキング
ユーザー登録はWebもしくはiOS、 Androidアプリから無料で可能。
ただし、数多くの検索、提案、契約を行う際には追加で“Credit”(ポイント)を購入し、プレミアム会員になる必要がある。”Credit”は新規ユーザーを招待することでも獲得が可能となっている。
エンターテック・アクセラレーター鈴木貴歩氏が日本代表に就任
今回、ParadeAll株式会社の代表取締役 エンターテック・アクセラレーターの鈴木貴歩氏がMusic2Deal日本代表として就任した。
エンターテインメントとテクノロジーの結び付き = エンターテック というビジョンを掲げグローバルに活躍する同氏が、このグローバルプラットフォームと日本の音楽コミュニティとの結び付きを支援していく。
ソーシャルメディアで世界中の音楽ファンに発信ができ、ストリーミングサービスでマネタイズを行える、日本のアーティスト、音楽業界にとって大きなチャンスが拡がる現在の環境において、地域を超えたリアルな人と人との繋がりが最後の課題だと考えていました。 また、ブッキング、ライセンスといったニーズの情報はなかなかキャッチしづらく、また海外の音楽業界人も日本のアーティストとどうビジネスをしたら良いか、常に情報を探しています。
海外マーケットの重要性が高まる昨今、Music2Dealを通じてリアルな音楽ビジネスを通じて、世界展開のチャンスを掴んでいって欲しいと考えています。
取引、契約までを備えた音楽ビジネスプレイヤー向けのグローバルプラットフォームが日本で受け入れられ、ビジネスの新しい場となるのか。ぜひ注目していきたい。
■Music2Dealサイト
https://www.music2deal.com/
■Music2Deal Japan公式Twitter
https://twitter.com/Music2dealJ
音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。