流れ星をドローンで生み出す “Coca-Cola: Wish in a Bottle”
2015-11-13


これからは流れ星を待つのではなく“作る”のが流行るかもしれません。
イスラエルのCoca-Cola社が行ったキャンペーンでは、ドローンを使って流れ星を再現しました。

仕組みの概要としては以下の通り。

  • 花火を搭載したドローン数機を空へ
  • 星のモチーフのついたボトルにはwi-fiが内蔵、開栓するとドローンへ信号を送信。
  • 信号を受信したドローンは花火に点火しながら飛行し、流れ星になる

 
wifiボトルはCoca-Cola社のオリジナル。
coca-cola-bottle

 
使用されているドローンはDIJのクワッドプター「Phantoms」シリーズだと思われます。
coca-cola-drone

 
「Open Happiness(ハッピーを開けよう。)」というグローバルキャンペーンに沿った、素敵なキャンペーン。

 

– Comment –

ドローンの普及によって、

  • 空撮でダイナミックが映像を撮る
  • 照明を搭載し、移動する灯体に
  • プログラム可能なドローンを群体で飛ばす

など、様々な施策・事例が増えてきており、ドローンの可能性を感じます。
音楽・LIVEでの利用では、紅白歌合戦でのPerfumeのパフォーマンスや、OK GoのPV「I Won’t Let You Down」が記憶に新しいですね。

このCoca-Colaの施策では、流れ星の美しさで魅せると共に、ボトルを開栓するという観客のアクションに答えるという、観客を巻き込むインタラクティブなものとなっている点も注目しています。

実際に物を動かす・飛ばすにあたっては「環境から受ける影響」や「人への危険がないか」など、考慮点が多いことも事実ですので、今後も事例や施策をしっかりと追いながら、活用法を検討していきたいですね。

 
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。