LIVEパフォーマンスにおける新たな表現の可能性、ディスプレイのように制御可能な旗 “LED VISION FLAG”
カテゴリ:エンターテック
2019-05-09

LEDを用いたダンスパフォーマンスシステムの開発と演出、テクニカルディレクションを行うクリエイティブカンパニー mplusplus株式会社 がリリースとして公開した、LIVE等のパフォーマンスに新しい表現を与えるアイテム「LED VISION FLAG」に注目。

公開された映像では、力強く振られはためく旗にはっきりとLEDで映像が浮かび、複数が連動していく、迫力あるパフォーマンスを見ることができる。

パフォーマンス・エンターテインメントにおける新しい表現の可能性、ぜひチェックしたい。

両面に4,600個のLEDを装着し、映像が流れる“旗”が新しい表現を生む

研究者・メディアアーティストとして活動を続けてきた藤本実が2013年に立ち上げたクリエイティブカンパニー mplusplus株式会社 が開発した「LED VISION FLAG」 は、エンターテインメントの舞台でよく使われる旗に着目し、旗の両面をLEDにすることでどんな模様にでも制御可能な次世代のパフォーマンスアイテムだ。

LEDを旗の両面で4,600個装着し、その一つ一つを個別制御することにより様々なパターンをディスプレイのように表現することが可能となっているという。

また、従来の旗ではできない動きのある模様や、複数の「LED VISION FLAG」を同期させることで、映像が旗を流れるようなパフォーマンスが行える。

この 「LED VISION FLAG」 は既に EXILE LIVE TOUR 2018-2019 “STAR OF WISH”で利用され、曲やダンス、ステージと連動して変化するパフォーマンスで、LIVEを盛り上げるアイテムとして活躍している。

旗のサイズや形状をカスタマイズすることも可能で、ダンスパフォーマンス以外にも活用が期待される。今後は、旗の特徴を活かして活用の幅を広げていく予定とのこと。

ワクワクする新しい表現手法として、これからどのような活用が生まれていくのか、楽しみなアイテムだ。

・mplusplus株式会社
http://www.mplpl.com/

・「LED VISION FLAG」プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000039281.html

2019-05-09 | Posted in エンターテック | by Yuki Abe

Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。