博報堂の子会社であり、クリエイティブエンゲージメントエージェンシーとして知られる、株式会社 SIX(シックス)が開発した「Lyric speaker/リリックスピーカー」が、10月6日から8日にかけて恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われた『サッポロ生ビール黒ラベルPresents 「風街ガーデンであひませう 2017」』で “歌詞演出” を行い、話題となっています。
アーティストのパフォーマンスに同期して投影される“歌詞”が、より一層その世界観へと引き込んでいく (PHOTO/旭 里奈(CYANDO) )
作詞家・松本 隆のデビュー47周年を記念したこのイベントは、南 佳孝、斉藤由貴、太田裕美のゲストアクトのほか、秦 基博、ハナレグミ、安藤裕子らのシンガーソングライターからボーダレスに活躍する上白石萌音、藤井 隆、森高千里、ROLLY、そして人気ロックバンドOKAMOTO’Sや稀代のサウンドプロデューサー冨田ラボetc…、世代やジャンルを越えた総勢20組以上の松本 隆をリスペクトするアーティストたちが一堂に会したイベント。
作詞家・松本 隆がこれまで手がけてきた往年の大ヒットナンバーや隠れた名曲の数々をそれぞれ個性豊かに表現し、大盛況のうちに幕を閉じました。
このイベントでは、「音楽と同期して歌詞を本体に映し出す」リリックスピーカーが搭載する世界初の新技術「Lyric Sync Technology(リリックシンクテクノロジー)」がライブ演出の一部として応用されており、ライブで演奏される楽曲に対して歌詞モーショングラフィックが投影される演出が行われました。
来場者からは「松本 隆さんの言葉がより胸に刺さり、感動した」「グラフィカルな動きで松本さんの言葉選びのセンスの良さを視覚的にも感じられ楽しめた」など好意的なコメントが多数聞かれました。
PHOTO/旭 里奈(CYANDO)
SIXは今後もLyric speakerの技術を応用したライブ演出やリリックビデオ生成の可能性を探っていく考えとのこと、今後も要注目です。
アーティストの想いがぎゅっとこめられた「音楽の歌詞」を、美麗なデザインと音楽解析など最新技術の力により、新しい形としてより深く伝えるLyric speaker。その技術がスピーカーの平面を飛び出して、MVやLIVE体験をも変えようとしています。
歌詞を音で感じ、さらに目で感じて心を揺さぶられる。そんな音楽の体験を大きくしていくLyric speakerのチャレンジを追っていきたいと思います。
- ソース:
- Lyric speaker/リリックスピーカー
https://lyric-speaker.com/index.html
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音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。