ライゾマティクス創立10周年記念展「Rhizomatiks 10」がスパイラルガーデンにて4/19よりスタート
カテゴリ:イベント/LIVE
2017-04-20

メディアアート、大規模なライブ公演の技術演出、企業のクリエイティブやコンサルティング、さらにはまちづくりまで、あらゆる分野のクリエーションを世界に先駆けたテクノロジーを駆使した表現で開拓し、その活動が世界から注目されるRhizomatiks(ライゾマティクス)の創立10周年を記念した展覧会「Rhizomatiks 10」が、スパイラルにて4/19より開催されている。

 

Sub1

 

縦横無尽に増殖する根茎・地下茎を意味する“Rhizome”を語源として、2006年に誕生したライゾマティクスはいま、ハードウェア・ソフトウェアのエンジニア、デザイナー、プランナーなど多分野のスペシャリストが在籍し、アイディアから実装まで一手に引き受ける稀有な集団として、現代の社会に求められ、その活動をさらに拡張している。

創立10周年を迎えた2016年には、より専門性の高いプロジェクトを手がけるため、表現の追求と研究開発を基軸としてエンターテイメント分野をも切り拓く「Research」、新たな建築の概念を提示する「Architecture」、デジタル領域の新たなソリューションを展開する「Design」の3部門体制となっている。

本展では、これまでにライゾマティクスが手がけてきた、メディアアート作品やアーティストとのコラボレーションによるミュージックビデオ、大規模な広告プロジェクトなど、現在の活動の礎となった過去 10 年間の軌跡をアーカイブによって辿るという者。

また、制作段階の試行錯誤や、制作の裏側なども合わせて公開するということから、ファンとしても製作者としても注目のイベントとなりそうだ。

 

なお、会場ではビームスとコラボレーションしたオリジナルグッズを会場にて販売される。

Sub4

 

テクノロジーが拡張する未来の可能性を感じに行こう。

 

 

 

開催概要

  • タイトル:Rhizomatiks 10(読み:ライゾマティクス テン)
  • 会期:2017年4月19日(水)—30日(日)
    11:00—20:00 会期中無休
  • 会場 :スパイラルガーデン(スパイラル1F)
    〒107-0062東京都港区南青山5-6-23
    東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅
  • 入場:無料
  • URL:http://www.spiral.co.jp/rhizomatiks10
  • お問い合わせ先:TEL 03-3498-1171(スパイラル代表)
  • 共催:株式会社ライゾマティクス、株式会社ワコールアートセンター
    企画制作:株式会社ライゾマティクス
    企画協力:スパイラル

 

プロフィール

  • Rhizomatiks
    2006年に設立。Webから空間におけるインタラクティブ・デザインまで、幅広いメディアをカバーする高い技術力と表現力を併せ持つ組織。アーティストのほか、ハードウェア/ソフトウェアのエンジニア、デザイナーやプランナーなど、幅広い分野のスペシャリストが在籍し、メディアアートで培った知見と高い技術力・企画力をエンターテイメントや広告といった多分野において展開。プランニングから制作までフルスタックで手がけ、海外においてもその名を知られる数少ないプロダクションである。アルスエレクトロニカ、文化庁メディア芸術祭、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルなど受賞歴多数。

 

  • Rhizomatiks Research
    Main技術と表現の新しい可能性を探求する部門。
    メディアアート、データアートといった研究開発要素の強いプロジェクトを中心に扱い、まだ見たことのないモノ・コトを世の中に発表していく。ハード・ソフトの開発から、オペレーションまでプロジェクトにおける全ての工程に責任を持つ。また、人とテクノロジーの関係について研究し様々なクリエイターとのコラボレーションワークを実践していく。

 

  • Rhizomatiks Design
    Sub2真実を見つめ課題を解決に導く部門。
    データをモチーフとする新しいグラフィック表現に挑むアートディレクション、クライアントとともにデザイン戦略を考えるデザインコンサルティング、またResearchによるR&Dプロジェクトのテクノロジーやノウハウを応用した広告プロジェクトなどのコミッションワークを担当。テクノロジー表現を多様に展開するプロダクション機能を果たす。

 

  • Rhizomatiks Architecture
    Sub3空間の在り方を創り変える部門。
    デジタル・テクノロジーを活かしたクリエイティブで得られる体験を、空間・都市といった世界まで拡張し建てて終わりの建築ではない変化と進化を続ける建築を生み出す。調査・設計・コンテンツ開発・イベント運営までシームレスに行うことでハード・ソフトの垣根を越え、場の体験を横断的につなぎその“場”で起こる、全ての事象を創造していく。

 

2017-04-20 | Posted in イベント/LIVE | by Yuki Abe

Yuki Abe

音楽・エンターテインメントとテクノロジーに焦点を当て 「音楽・エンターテインメントが持つ魅力・パワーを高め、伝える体験(演出や技術、それらを活用したマーケティング施策など)」、 「アーティストやクリエイター、音楽業界がよりエンパワーメントされるような仕組み(エコシステムや新しいビジネスの在り方)」 を発信・創造していくことに取り組んでいるクリエイティブ・テクノロジスト/ライター。 「SXSW2017 Trade Show」出展コンテンツ制作やレポート発信をきっかけに、イベント・メディアへ登壇・出演。その他、LIVE演出やVJの技術開発にも取り組んでいる。